2010年11月29日月曜日

tx | Transifex



クリエイティブコモンズ(CC)3.0にも要約については日本語訳のページがあるのだが、要約のページのフッタにある他の言語の要約訳へのリンクの中に日本語のが(2.0の頃はあったのに)入ってなかったので、問い合わせしてみたら、「現在63%の進捗なので載せてない。CCの翻訳プロジェクトはTransifexでやっているので、興味があればアカウントを作って日本語の翻訳プロジェクトに参加リクエストしてみてね。」的な回答をご丁寧にも頂いた。

まだどんなツールなのかも分からないが、翻訳ワークフローをサポートするツールのようで、翻訳SNSに興味ある自分は、つい釣られてしまったという話。

そういえばCCは英語が基準で、他の言語訳は要約のみで参考的な扱いだと思う。英語圏の人が使う場合はいいとして、日本語圏の人が使う場合は、日本語で書かれたものを基準にしたい場合も多いのではないだろうか。もちろん、著者が独自にライセンスを定めるのが基準だとして、CCを流用させてもらうのだから、そこで英語が基準になるのはある意味致し方ないのかもしれない。がしかし、ちょっとした矛盾を感じたのであった。著作権法は日本の法律であると同時に国際条約で保護されているのだから、日本政府がJIS規格みたいに、世界的に重用されるライセンスについては、等価ライセンスを責任編集し、日本国民のみならず、日本語圏に向けたライセンス基準としてほしいと思った次第。

そう考えていくと、ライセンスのひな形をいくつか作って、民間の自社製品プロダクトでも共通に使える使用許諾契約のようなものも、規格化してくれると、楽な気がするのだが、一方で、それでは行政に牛耳られる的な反発もありそうだ。

しかし、である。単純に、GPL2.0/3.0と等価な日本語によるGPLja2.0/3.0というライセンス文書を作ったり、一般PCソフト向け使用許諾契約 JLA-X.25 みたいな規格文書が数種類あって、ソフトウェア、特にパッケージなんかを販売するときに、それをまるまる流用するというのは、それこそオープンソースには良くある事であり、プロプライエタリな製品でも大体似たようなことが書いてあり、一応読むには読むが、事細かに熟読し完璧に理解しているわけでは全くなく、そこで些細な疑念があっても「まいっか」とやり過ごさねばそれを使う事はできないので先へ進んでしまう自分などからすれば、それ自体が(規格外に対する障壁としての)圧力になるより、ユーザとプロバイダ双方の利得になるほうが大きいのではないだろうかと思えるわけだ。

と思いつく今朝この頃。

12/3 追記
更新されて日本語も選べるようになったというご連絡を頂きました。Great!

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