2011年7月29日金曜日

ZIP! のベスト2から読み取る番組の意図

ベスト10とかベスト3というのはよく聞くが、ベスト2というのは初めて聞いた。ベストツー、だ。ベスト10の第2位ではない。ベスト10といえば1〜10位、ベスト3と言えば1〜3位、同様にベスト2とは1位と2位のことだ。いや、絶対初めて聞いた。

朝、ZIP!という日本テレビの番組を見ている。朝は時間との戦いなので、時計を見るためなのだが、自然に番組内容が(頭に)入ってくることもある。それと、「MOCO'S キッチン」だけはお気に入りのコーナーだ。あまりに素晴らしいので、近頃は「モコちゃん」と呼ぶようになっている。

さて、そんな番組を"ながら見"中に入ってきたコーナーがあった。日本に住む外国人の方がカラオケを歌っていて、みんな上手→どうして?→日本の歌は歌いやすい、歌いたくなる→このコーナーでの調査での2位がAKB48、1位がSMAP→めでたしめでたし、といった流れだった。

まあそれはいいとして、この中で不思議なことが???をまき散らした。「ベスト2を発表します!」と来たのだ。ベスト2?ベストつぅ〜う? ベスト10やベスト3なら分かる。しかしベスト2とはまた絞ったなあ。理由がさっぱり分からない。

その後レディーガガのビデオが流され、洋楽は演奏技術やら何やらに重点を置いていて、邦楽は歌いやすさ覚えさすさに重点を置いている、みたいなことを言っていて(申し訳ないが、ここの言い回しは、実際と違うと思うが、だいたいそういうことだったと思う)、洋楽は聞いて楽しむ、邦楽は歌って楽しむ、としていた。大分あとで気づいたが、洋楽を歌って楽しみたい自分には、かなり強引な振りである。だがこのときはまだ、全然気づいていなかった。

そこで自分は、なるほど!そういうことだったのか、と、一瞬納得されられた。だが、これを校長に聞いたら何と答えるだろうか、しがらみ抜きで核心を語ってくださるのは校長先生しかおりません!とメールでもしようかと思っていたら、凸然、これが策略だということに気づいた! 

「嗚呼、なんて自分は頭がいいんだ!(笑)」

それはつい最近、レディーガガとスマップが競演したTV番組をちらっと見たことが背景にある。その番組を見たとき、自分はビデオクリップ以外で初めてレディーガガを見たのだが、その迫力たるや、彼女の変装など他愛の無いことに思えるほど素晴らしかった。この人は本物のミュージシャンだ、とそのとき初めて知った。

そして同時に、同じステージに立っていたスマップがかわいそうになった。まるでエキストラである。自分は思わず笑ってしまった。悪気は無かった。馬鹿にするつもりも毛頭ない。だが、笑うしかなかったのだ。同情しながら。レディーガガに比べれば、SMAPやAKB48は、さながら学芸会だ。それが悪い訳ではないが。

そんな番組の記憶が、このコーナーの後の方で流されたベスト10?ぐらいだったかの一覧表の中で、3位がX JAPANだった事実と瞬時に繋がった。

そうか、3位はX JAPANか! だから「ベスト2を発表します!」だったのか!

そう、X JAPANのボーカルは、ちょっと日本人離れした、非常に高い声で、洋楽に比べて決して歌いやすくはないはずだ。もし3位のX JAPANから紹介したら、2位AKB48、1位SMAPと余りに音楽的にかけ離れすぎている。しかも歌いやすいのが邦楽の良さ、というコンセプトが成り立たなくなってしまう。

思うに、おそらく、レディーガガとスマップのステージを見て、余の格差を感じた聴衆が、大勢いたのだろう。それをひっくり返すためのマーケティングだったのだ。さすがだ。転んだら倍返し。たちあがろう日本。せっかく日本を励ましにきたガガの行動が、大きく裏目に出てしまっては申し訳ない、情けない。もっと邦楽の良さを伝えなければ!

まあ、邦楽の良さが本当に歌いやすさ、歌いたくなる楽しさにあるのかどうか、そこは疑問だが、邦楽が好きな人が楽しむのに、そもそも遠慮は要らない。

ただ自分にはデフレの象徴にしか見えないAKB48のようなアイドルは、秋元 康氏曰く「王道ですから戦略はない」のであり(戦場カメラマンの渡辺さんがTV番組(確か深イイ話)でご本人から聞いた話として話していた)、実際、秋元氏を辿れば、オールナイトフジ(折しも今日から開催のフジロックのそれではなくフジテレビの昔の番組)やおニャン子クラブに代表される大勢メンバーがいる女の子アイドルに行き着くわけで、カラオケがどうとか歌って楽しい以前に、結局日本人はアイドルが好きなのであり、アイドルは歌手であれば校長先生をして「へたうま」と言わせるように、上手いというには下手なぐらいが人気を得るというか、好かれるのであり、そこには親しみやすさ、近親感と、それとは裏腹なスターであることの遠さ、全く手の届かない高嶺の花、憧れとしての存在感、この近くて遠いという二面性が関係し、大きく影響しているように思う。

だからこそ、カラオケなら邦楽!というのは、マーケティングに過ぎないのだ。

この番組は普段から芸能ニュースが多いのだが、それもTV業界が不況といわれる状況を反映した結果であることは、否定できないはずだ。実際不況なのだから。

もちろんベスト2に絞った表向きの理由は「時間がないから」だろう。

ペン大 第2回

凹んだ。ものすごく凹んだ。凸然のビデオ禁止。理由は生徒さんが映ると困るので。

2011/7/30追記。メールで配信されたペンギン音楽大学校則には、「録音・録画は自由」とあった。自分の思い違いではなかった。


そこ(の理由付け)は微妙だが、そうエクスキューズされて揉める気にはなれない。自分はビデオを取りにきたわけではなく、音楽理論を勉強するために来たのだから。

ただ、いざとなったらManfrottoの三脚も辞さない覚悟で挑んだwにも関わらず、というのと、ビデオを2時間取り続けるために、わざわざ電池とメモリを手配し、ぎりぎり間に合った、ということからの反動が大きすぎた。

だが冷静に考えれば、そんなことに必死になっているという裏返しであり、余りにそれがバカバカしい、という事実。これが傷口に塩を塗った。

さらに追い打ちをかけたのがスピーカーの電池切れ。幸い、出がけに気づいてヘッドホンの延長ケーブルだけは持っていったので、なんとかヘッドホンで聞くことはできたのが実質面での救い。しかし逆に、床に転がしたハンディカムとManfrottoの冷たい視線が、コントラストを強くする。ヘッドホンも忘れいたら、どうだっただろうと思うが、まあ、それはそれで、iPhoneがあったので、そこで粘っただろう。

さて、そんな失意が手伝ってか、元々身に付いていないからか、ホールトンスケールすらまともに弾けなかった。確かにメジャースケールは全部身に付いていない自覚はあるが、一方でホールトンスケールでメジャースケールを弾くというのは、『やり直し「憂鬱と官能を教えた学校TV」』でこの2週間(正味でも10日以上)はやったはずだというのに。AkaiのSynthStation25+50in1に馴染んでいないことも影響した。

これでは自分が先に進みすぎて、長期欠席状態に陥る心配は、当分必要なさそうだ。

折しも今日(というか昨日。書いているのは7/29で、授業は7/28)、校長(菊地さん)の日記で、DCPRGのインパルス!との契約に関する話が語られていて、最後にこう締めくくられていた。「オレは必ず借りは返す。音楽でだ。」

だから自分もこう言おう。「この借りはいつか必ず返す。」・・・全く柄じゃない(爆笑)。だが最近、ビデオ教育という手法が、非常に効果があるというコンテンツを2本、立て続けに見た。自分が録音ではなく録画にしたかったのは、単にホワイトボードをコピーするためでしかなかったが、もし借りを返すというのであれば、ちゃんとした企画として、ペン大をビデオ化すること、になるだろう。

『菊地成孔マナーによる音楽理論講座〜新宿御苑バークリー〜基礎編/全4年分(仮題)』

坂本龍一さんも『コモンズスコラ』という教育的音楽全集のようなビデオを制作され、順次リリースなさっている。全体でどのぐらいの規模になるかは忘れたが(スコラをググると出てくるはず→ここ)、相当な量だった気がする。もちろん今のところ買う気はない。

もちろん、それ以前に『オレオレ憂鬱と官能を教えた学校TV』アプリの作成をやらなければならないのは言うまでもないし、『闘争のエチカ』(上巻)のハッキングも控えている。



あともう1つ。内容がTVで見ているので、新鮮味が無いというのが非常に大きい。これも受講申込の際、大いに迷った点だが、実際、これはキツい。だが受講自体は、間接的に大きな良い影響を与えてくれたので、それだけでも4年分の授業料以上の価値がすでにある。今はそれを忘れないようにしよう。ということでのmemo。

それにしても楽しんで身につけることによって一生ものにするという方針?であるためか、これでもかというぐらいの工夫が次々繰り出される。それが今自分は楽しめていないわけだが、音楽理論を楽しく一生忘れないよう身につけたい諸氏は、今からでも遅くはない。ペン大に入ろう(といっても正式な募集は締切られているので、なんとかお願いします!といった熱意をぶつけてみる、あるいはコネ的な、あるいは知らん顔して座っているような図々しい神経でもって)。


それと今日の疑問。
メジャースケールが全部弾けるよという人が、それがホールトンスケールでみるとどうなっているか、という目で見てください、的なことだったが、学校TVでは「覚えてしまったらどうやって覚えたかは忘れてしまっていい、むしろ忘れるべき」と言っていた。これは一見矛盾するようだが、どういう意図だろうか。単に学習過程として、ホールトンスケールがメジャースケールに還元される法則を一度で良いから確認するということなのか?それとも何か他に意図があるのか。

さすがにメジャースケールはおろか、ホールトンスケールさえ弾けない奴が、失意の今日、スピーカーから音も出せない状況では、とてもじゃないが質問できなかった。次回、忘れずに聞こう。



今日の驚き
生徒が一斉に演奏するとき、リズムが最も大事ということで、先生の使っているスタジオキーボードのリズムマシンからビートを繰り出すのだが、それに生きのいい、実にフレンドリーなベースが被っている。これはずーっと内蔵シーケンサが出しているものだと思い込んでいたが、何と! 生演奏だったのだ! 何気なさが逆に凄い。まあ、ミュージシャンだから先生にとっては全然凄くないのだろうけど。TVで見ていると、かっこいいフレーズを弾きながら頻繁に間違うのは、サックス奏者だから全然気にしていなかったが、逆を言えばごめんなさい、キーボードはへたくそな人だと思っていたので、余計ビックリした。

何て贅沢なホールトンスケール練習だったのか!

2011年7月28日木曜日

Xcode4の実機デバッグで認証に失敗

凸然、実機(iPhone4,iPhone3G,iPad2)用にBuildした際、次のエラーが出るようになってしまった。

"Code Sign error: The identity 'iPhone Developer' doesn't match any valid certificate/private key pair in the default keychain"

結論から言うと、自分が完全に忘れ去ってしまっただけなのか、Xcode4でデバッグするとき、何でもかんでも自動でやってくれたと思い込んでいたら、秘密鍵は『キーチェーンアクセス』というユーティリティプログラムを使って作成する必要があったようだ。

え〜本当?俺、そんなことしたっけ?

な状態で、右往左往したが、にっちもさっちも行かず、ADCポータルのメンバーセンターに置いてある日本語のドキュメントを良く読み直したら、覚えは無いのだが、秘密鍵は自分で作る必要があるようなことが書いてある。だがレパードとも書いてあるので古い情報じゃないか?

が、もう他に手段もなく、思い切って書いてある通りに作成した。もちろん秘密鍵を作ること自体は良いのだが、それはイコール証明書を作り直すということを意味する。そして証明書を再作成するには、当然、古い物を削除する必要がある。revokeという作業だ。

思い切ってrevokeボタンをクリック。と、ステータスがペンディングに・・・。やってしまったのか?と思ったが、程なくというか、ページをリロードしたから?ぐらいのタイミングで、再度発行できるようになっていた。ほっとした。

とにかく、また実機でのデバッグ時に認証で失敗したら、思い出してほしい。って自分に言っているのか?

それから、他のマシンに入れるときは、この鍵が必要なので、エクスポートして、そのマシンでインポートしなければならない。

え〜本当?俺、そんなことしたっけ?(2)

ということで、これからエクスポートして、MacBook Airに入れてみるところ。

2011年7月25日月曜日

7つの♯:嬰ハ長調

黒鍵は5個しかないのだから、♯や♭が付くのは最高で5個まで、と勝手に思い込んでいたが違った。

確かに小中学生ぐらいで、ハニホヘトイロ、とかで習ったとき、1個づつ♯または♭が増えていったような気はした。だが、6個または7個の♯や♭を付けるとしたら、そのうちの1つか2つは最低でも白鍵を指すことになるはずだ。だったら♯や♭は要らないはず。

だが実際、嬰ハ長調は♯が7個であり、EとBにも♯が付く。これらはそれぞれFとCだから、本来無くても良いのではないか?と思ってしまう。

ところが、C#から始めて、五線譜に音符を並べていった場合、♯を7個、すべての音階(ドレミファソラシ)に♯を付ければ、Cから並べて書くだけで良い。しかし逆に、もしE#とB#をFとCで書こうとすると、例えばFとF#を五線譜上に書くには、どちらも第1間なので、F#を臨時記号にするなどしないと書けない。つまり調号では表現できなくなる。

なるほど、そういうことか・・・どうかは知らないが、理屈の上ではきっとそうなんじゃないかと独り善がりというか、自己解決。白地に薄いグレーで書いておく。

きっかけは「猫ふんじゃった」って本当はどう弾くのかを調べていて、この曲が嬰ヘ長調(変ト長調)で♯(♭)が6個も付くという説明を目にしたこと。

やはりどうも、最後の方が何か人と違う覚え方をしていた。正しい?ほうがもっさりしてるとは思うが、しょうがない。でもアレンジというには微妙すぎる違い。

2011年7月23日土曜日

Bメジャーが弾きやすく、B♭(A♯)が弾きづらい

学校で使うキーボード

学校・・・といってもスタジオだがw、教室で使うキーボードについて悩んでいる。

・CASIO SA46(ミニキーボード32鍵)
・CASIO CTK-240(ほぼ標準49鍵:¥7,999)
・AKAI SYNTHSTATION25(ミニキーボード25鍵) + iPhone 3G
・AKAI SYNTHSTATION25(ミニキーボード25鍵) + iPhone4
・ALESIS Q25(ほぼ標準25鍵:¥5,980) + iPad2 + Line6 + Line6対応音源アプリ
・ALESIS Q49(ほぼ標準49鍵:¥9,530) + iPad2 + Line6 + Line6対応音源アプリ
・Roland GAIA(ほぼ標準37鍵:¥¥69,800)
・Roland Lucina AX-09(ほぼ標準:¥69,800)

この中で値段が書いてあるものは、持っていないので買わなければならないということ。いや、買えなければならない、が正解。

他にもiPadの代わりにMacBookAirという選択肢がないわけではない。その場合、Line6は要らない。書いとくか。

・ALESIS Q25(ほぼ標準:¥5,980) + MacBook Air '11 + MIDIキーボード対応音源アプリ(付属のGarage BandでもOK)
・ALESIS Q49(ほぼ標準:¥9,530) + MacBook Air '11 + MIDIキーボード対応音源アプリ(付属のGarage BandでもOK)

MIDIキーボードはミニキーボードだとほとんど意味がないので標準サイズの鍵盤が前提。ALESIS以外にもいろいろあるが、ALESISで良いと思う。

現時点で最も現実的なのは、買ってしまったSA46か、SYNTHSTATION25。せっかくだから、面白い音を駆使して学びたいもの。まあ、駆使というのは大げさだが、少しても楽しく。ということで、SA46の配送中にこいつの存在を知ってしまい、渋谷で買ってしまった。もちろんSYNTHSTATON25対応iPhone用アプリを開発するという大義があってのこと!w いや頑張りますって本当に。ただSDKを貰う(デベロッパ登録)にはNDAが必要だとか、既に何かしらアプリを開発していないとダメっぽい節があるが、まあそれはそれとして。

じゃあなんで今、迷っているかというと、キーボードの鍵盤サイズと鍵盤数。

先生に電子ピアノとミニキーボードのどちらで練習したほうが良いか伺ったところ、当然電子ピアノでしょうとのこと(要するに理論は弾けてその上に成り立つわけで、弾けないと始まらない。そのために理論に先立って最初に"弾ける"というインストールをするわけだから)。となれば、授業でもなるべく標準サイズとそれなりの鍵盤数が必要ではないか、ということになる。だから初回は用意できない人は無くても良いって言われたんだから、買っていかなきゃ良かったのに、と後悔しきり。せいてはことを為損じますた。

どれか1つタダでくれるというなら、GAIAとLucinaで大いに迷うところだが、他のメーカのシンセは電池駆動でないのでNG。KORGとかに、すごい残念な機種もあるが、致し方ない。大昔、初めて買ったキーボードがKORGのPOLY800だった。それまで高価だったポリフォニックのようやく廉価版が出始めた頃で、POLY800はその先駆けだったような気がするが定かではない。大した数は記憶できなかったが、メモリ機能も付いていた。もちろんMIDIインタフェースIN/OUT付きだったよね?確か。これで沢山曲を書いたっけ・・・? ウソ。2、3曲。

その後奮起してM1を買ったが、金策のため知り合いに買ってもらった。。M1の音は素晴らしかった。みずみずしい透明感としっとり感がなんとも言えなかった。その音があってこその曲が2、3曲。

そうして20年以上経ってKORG SP-250。これで曲は浮かばなかったが、全くピアノが弾けない、指も全然開かない、2小節弾いたら真剣に腱鞘炎になりそうな状態から、ブルグミュラー25の中の「すなお」と、彼の「エリーゼのために」の初めの数小節が辿々(たどたど)しく弾けるようになったし、指も大分楽に開くようになった。指が開くようになったのは「正しいピアノ奏法」という本のストレッチのおかげだと思う。楽譜は読めないのだが、読み方は知っているので、1音1音辿りながら覚えていくという、自分も驚く地道な作業の賜物。

こうして見ると、KORGユーザだが、メーカを意識したことは一度も無い。実際、SP-250は、家族が止めに入ってくれなければ、YAMAHAの10万円ぐらいの電子ピアノ(型番は忘れた)になっていたはずだ。

さて。

鍵盤の大きさと自分の本分を考えれば、Q49+iPad2が正解だろう。そうなるべき、といっていい。言い換えればマストだ。じゃあ迷うことないじゃん。と、あっけなく答えが出てしまった・・・。

2011年7月21日木曜日

ホールトンスケールの威力

確かにLEDとロウソクぐらい違う。

丸暗記しようと思うと、ホールトンスケールなんかどうでもいいのだが、ハ長調しか分からない状態で、次々覚えようとしても限界。そこで自分なりの試行錯誤が勝手に発動される。

1. ドレミファソラシドではなくドレミファソラシまでで覚える
まず最初に発動されたのがこれ。このメリットは2つある。1つは覚える音の数が8から7に減ること。もう一つはオクターブ違いをちゃんと認識できないので、ドが2つあると返って分かり辛い。ド〜シにすることで、この固まりの移動(あるいは結合)で考えられる。

2.ドレミとファソラシの2ブロックで考える
7音でもまだ多い。一瞬覚えた気になるのだが、オクターブ移動や上下を繰り返すと、ごちゃごちゃになる。特に、似て非なる鍵盤の位置(例えばF#とC#、B♭とE♭)に惑わされがち。そこで、ドレミとファソラシの2つに分けて覚える。こうすると、比較的オクターブ違いなども間違い難くなる。

3. 再びホールトンスケール
上のドレミとファソラシは言わずと知れたホールトンスケールを使ったスケールの覚え方そのものだ。もちろん2.はそれとは関係なく、自分なりの覚えやすさとしてやっただけで、ここで言わんとしているのはそれとは違う。ホールトンスケールのC側からC#側に移る場所というのは、当然半音なのだが、それは、”ミ→ファ”か"シ→ド"のどちらかである。そこで(スケールを覚えるというより慣れるためだが)半音違いの場所から例えば上に上がるとすると、ミファならファから4つ(ファソラシ)ホールトンスケール、シドならドから3つ(ドミソ)ホールトンスケールになる。そこで、ドから弾き始める練習ではなく、半音ずれるところから、ミファの意識で上に弾いたり、戻って
今度はドシの意識で(ミファソラシドシラソミファの最後のミファを転調してドシに変えて)弾き変えたり。

そんなことをしていると、まだまだ覚えたての自分には、いきなり写真プリントするのではなく、暫くはホールトンスケールを便りにあるいは意識しながら、もう少しやってもいいのではないかと。

ちなみにトライアドはスケールを覚える練習をしているうち、やはりスケールを覚えてからの方が、後々良さそうな気がするので、今はスケール覚えに集中している。その中でタマにトライアドを入れてみて、あ、やっぱりスケールが見えてると弾きやすい?的な感覚がある。

MacBook Pro 2008 early ディスプレイ解像度

ディスプレイの解像度の変更はできない。正確には「システム環境設定」で「ディスプレイ」を選択してしまうと、640x480に強制的に変更されてしまう。つまり、これは選んではいけない。消そうかとも思ったが、いつかバージョンアップで治るかもしれないので取っておくことにした。今は10.6.8。

これまでは、うっかり選んでしまっても、ログアウトしてログインすれば戻っていた。ところが今日、二度と戻らなくなってしまった。慌てて、確かAppleのフォーラムで設定ファイルが書き換えられるという情報があったのを思い出し、探しに探してようやく見つけると、確かに

/ユーザ/ライブラリ/preferences/ByHost/com.apple.windowserver.数字の羅列.plist

というファイルの中のWidthとHeightがそれぞれ640,480になっていた。これを1920,1200に変えてログインしなおしたところ、無事復活。やれやれ。

続き

2011年7月19日火曜日

黒鍵

五線譜で、♯や♭がついているところは、黒鍵である。と、今気づいた!

自分で気づいたので善しとしよう。

2011/7/25追記:それは間違いで、嬰ハ長調は♯が7つもある。よって以下斜線部は間違い。それに気づいたエントリを書いておいた

ということは、五線譜に最初から書いてある♭や♯は、最大で5個しか無いはず!

超当たり前だが、オクターブ内に黒鍵が5個しかないのだから、当たり前だ。

何か、もっと、7個とかある気がしていたが、F♭(E♯)はE(F)だし、C♭(B♯)はB(C)だから書きようが無い。いや、物理的には書けるのだが、書いたところで、前後の記号無しの音になるだけなので、記号としての意味をなさない。な〜んて考えなくても、♯や♭は黒鍵のことなのだ。


ということで、白鍵上のトライアドはなんとなく覚えた気になって来ているが、オクターブのつながりがまるで行けてない。つまり、スケールで、どの音からでも分かるというのは、結局88鍵あったら、そこ上のスケールの構成音が全部見えているということだけど、ドレミの影響か、どうしてもスケールを上り下りで覚えている節がある。だから、あるスケールのドレミは分かってもドシラ、が分からないとか、そういう状態になりがち。

とりあえず全部ブロックで押さえてみて格好を覚えたりして、全部の構成音が頭に入るようにしてみている。

それ以外にもスケールをドレミ変換するとかが、結構難しい。特に黒鍵5個使う場合、白鍵5個より間隔が広いく、飛び飛びになるので、ということがあるような気がする。

まあ結局慣れだとは思うので、校長曰く(なんだっけな?確か)「今まで考えられなかったようなことが起きます」だかなんだか、要するに身体で覚えてしまうという状態、そこに行ければいいわけで、今今、こんなやり方しているとマイナスなんじゃないか?などという余計な心配をどうしてもしてしまいがち。それって本当に余計な心配なのか?とか(笑)。

とにかく次の講義まで、絶対にスケールとトライアドを制覇して挑むぞ!と。

2011年7月18日月曜日

やりなおし「憂鬱と官能を教えた学校TV」#1 #2 : ホールトーンスケール〜トライアド全12まで

長いタイトルになってしまったが、ま、そういうことで。

番組中の楽しい話は総(この感じが”そう”だと全く出てこないことえりのアホさ加減に呆れつつ)カット。校長節では”全カット”。

とにかく覚えてしまうと。

第1回放送のみ後の方に聴講生の方々と先生方とのQ&Aがあって、ま、覚えてしまえば、ホールトーンスケールで3−4−1と数えたりは当然しない。そんなことしてたら即興はおろか、コード譜見ながら弾くことすら儘(まま)なりませんよねもちろん。

でも、そういう前提だと、別にホールトーンスケールがなくても、要は丸暗記なんだから...と思うが、スケールを追う手がかりとして、オタマジャクシの譜面が読めない前提で、音を辿ってスケールを1個1個、あ、これだ、と追っかけるより、ホールトーンスケールを軸にしたほうが、ぶれない、というか、効率がいいというか、効果的、なのかもしれない。LEDライトと電球ライトロウソクぐらいの差か。

トライアドも丸暗記なので、途中の長短増減を覚えるまでもなく(実際覚えてない状態で)、丸暗記に入っていい? いいよねぇということになると思う。

でまあ、ドミソなので、これも拾っていけば拾えるわけだけど、メジャースケールが入っている前提で考えれば、簡単にドミソが拾えるわけだし、スケール自体も覚える必要があるわけだとすれば、そのほうが高効率なようだけど、結局丸暗記するなら、こだわる必要は全くないと思う。

なので、とりあえず、どうせ覚えたつもりでも、明日になればほとんど忘れてまた1からやり直し、というのを暫く繰り返して、忘れなくなって初めてモノになるわけだから、最初の方は適当に行ってみよう。

で、番組を観ながらキーボードを弾きながらだと両方の音をモニタしたいのでミキサーが欲しいのだが、割と高価な上、ヘッドフォン出力を標準ジャックに変換するとまたこれがかさばる上に、変換プラグ代が馬鹿にならない。

ということで、今今は、物理的にイヤホン型ヘッドフォンの上に密閉型ヘッドフォンを重ね着するという、超フィジカルな2chしかできないけどミキサーにしている。

電子ピアノ

KROG SP-250というの数年前に買った。当時としては、値段の割になかなか良い音とタッチではないかと思う。だが購入した後(なぜ前でないのか自分でも不思議だが)、鍵盤を拭くためのキットを買いにヤマハ楽器に行ったとき、そこに陳列していあった本物のアップライトピアノを、本当に何の気なしに鳴らした途端、ぶっ飛んでしまったのを覚えている。決して高価な部類ではなかったと思う。第一、私は東海楽器のピアノ課出身(といっても新入社員で2、3ヶ月働いただけ)、いまさらピアノの音に動じるなんておかしいと思うのだが、あれほど買う前に、なかなかリアリティ溢れる音だと思っていたイメージが、ステンドグラスが床に落ちて割れて散らばったような状態になってしまった。

しかし、つい昨日まで、その理由がよくわからなかった。いや、昨日、初めてその理由が分かった。そして、ステンドグラスが割れた日を思い出した。

生のピアノは、当然、その場で弦が鳴り響いている。ところが電子ピアノときたら、さしずめ録音した素晴らしいピアノの音を、鍵盤に合わせて再生しているだけなのだ。つまり、オーディオなのである。いわば自分が演奏した音を録音して再生している、あるいはマイクで拾ってヘッドフォンで聞いているようなものなのだ。


だからどんなにいい音、音色であっても、オーディオ再生でしかない。ステンドグラスが割れるはずである。

2011年7月16日土曜日

ペン大あるいはペンギン音楽大学

フジテレビONETWONEXTの「憂鬱と官能を教えた学校TV」のファンが高じて、ついにペン大の門をたたいてしまった。しまった、というと後悔しているようだが、身に余る、という意味でしかない。

本当は「憂鬱と官能を教えた学校TV」のビデオを湛然に繰り返し見返せば、後は自分次第、月2回通う効果がどれほどあるかは分からないが、やる気さえあれば、まずTVの録画を見ながら勉強したほうが良いのではないか?という思いが拭いきれない。が、決断した理由は単純で、百聞は一見にしかず。チャンスがもらえたのなら、それに感謝して、まず行ってみようと。どんなところなのか、この目で確かめるだけでも、行かなかったことを後悔するより100倍マシじゃないかと。

ところで、ググっても、ペン大、ペンギン音楽大学の情報は全くと言っていいほど無い。誰もブログすら書いていない。わずかに呟かれている程度。ただ検索外(例えばミクシィなど)で書かれているのかもしれない。

講義の内容を逐一書くのはさすがにどうかと思うが、先生自身が「一番いいのはクラス毎一緒に住むことw」、「授業の前に仲間を作って集まって練習するとか」といっていたように、クラスのフォーラムでもあればいいのに、と思う。この辺をMySpace辺りがとっくにやっていても良さそうなのだが、案外、アマチュアミュージシャンはネットツールを使った交流はしないのかもしれない。何となくだが、それはとってもアリな気がする。

Waveを使いやすくしたようなツールがあればいいのではないかと思うが、いいUXが簡単に出来れば、世の中誰も苦労はしないはずで、じゃあ作るか?となるから切りがなくなってしまうわけで。

さて、初回の講義だが、まずスタジオが素晴らしかった。どういう意味で?と知ってる人には突っ込まれるだろうが、今、2011年であることを考えれば、30年前と何も変わってないことの凄さを、他にどう表現すれば良いだろう?

初回なので、自分には珍しく、非常に珍しく、30分前行動に出た。といっても直前の予定が1つキャンセルになったことも大きいのだが。

現場につくと、近くで盆踊り大会が行われていた。一旦場所を確認するのにスタジオに入り、「あの、9時からの」というと、「ああ、菊地さんのね。」とおじさんが答えるなり、「いやあ、遅れて今来たとこみたいだから、きっとずれるんじゃないかなあ?」といったところにちょうどスタジオから出て来たらしい方が、「予定通りやるそうです」とのこと。え?1時間30分遅れてきたの?・・・流石だ(笑)。とりあえず待合室のような場所もなく、盆踊りを見学してから、近くでお茶しながら時間を潰すことに。

で、5分ぐらい前に戻ると、なんと長蛇の列が(苦笑)。こんなに入れるのかな?と思ったが、何とか入れた。でも結構ぎゅうぎゅう。イスもギリギリ。というか、遅れて来た人の分が足りなかった。それに欠席した方も数人いたので、もしこんなのとか、こんなキーボードを広げたかったら、ちょっとしたテクが居ると思う。最低価格帯ので差し支えないということと、邪魔になることを想定して持っていったのはこれこれだけど、初回に限り持ってこなくても良いということだったので、素直にそれに従って持っていかず(iPadにしておいて)、初回の講義を聞いてから考えても遅くはなかった。ただ性格的に最初だからこそこんなのを持っていきたがる性が災いした(笑)。

また理論を学ぶには、演奏できなければ話にならないということで、先に進んでいった場合、鍵盤のサイズ、鍵盤数、電池駆動を考えると、これの黒辺りが欲しくなりそう。microKORGが欲しかったのだがミニキーだし(しかしKORGにはなぜか電池でいける標準キーシンセがない)。とはいえ場所がねぇ。

電池の方が高く付いたこれは、無駄になりそう。


この先、どこまで書いてよいのか分からないので、あとは自分のノートにまとめておくことにするが、とにかく「憂鬱と官能を教えた学校TV」を見直すことが必要。だが実際、こちらも1回2時間なので、そう簡単な話ではない。

2011/10/1 追記
結局3ヶ月でインストール終了となってしまったこと、今後はあまりキーボードは使わない(全く使わない日もあるかも)ということになり、「先生これ2オクターブしかないんですけど?(いいですか?そういう頻度なら)」と質問したつもりが、「4オクターブぐらいあるといいかな」ということで、これの44鍵版を持ってる人は良かったかも。先生が使っているMA150は多分廃番じゃないかと思ったけど現役だった。これかー。これやだなあ。何か探そう。無かったらもう意地でQ49+iPadまたはMacBookAir構成で行く(重。。)。


2011年7月11日月曜日

この世に1曲だけ残すとしたら?

と質問される情景がふと、頭をよぎった。

暫くえ〜う〜、と真剣に悩んでいると、はたと閃いた。

「世界中の曲を1つにつなげて1曲に編曲した曲。」

2011年7月7日木曜日

さらば、アナログ放送対応TV

まだまだ新品同様だけど、もう8年以上使っているTV。だけどまだまだ新品同様。明日ついに我が家にも地デジチューナーを内蔵したTVがやってくる。そして、引き換えに、引き取られていくアナログ対応TVとその台。いままで一度も壊れることなく、映像も奇麗なままで、ありがとう。使いづらくて何度も悪態をついて、ブラウン管を破壊する寸前までいったけど、結局こっちが折れるしか無かったよね。捨てるテレビをきれいに拭いたよ。何か、まあ、ね。せめて拭くぐらいは。

地デジなんて俺は基本、見れなくても良いんだけど。

次はレコーダか。

別に画質なんて今の水準で十分。

このTVを本当に捨てるのかと思うと、悲しい気がする。まあ唯一、次のTVは液晶なので、消費電力が少ないことが、このご時世、救いというか、大義。そういえばプラズマは恐ろしく食うね! 50インチとか400wh以上っていうのが有ったよ。

でも何もデジタルにしてまで、TV漬けにすることないじゃん。幾ら経済効果があるのか知らないけど、医療とか、教育とか、芸術とか、スポーツとか、知財とか、農業とか、環境とか、もっとつぎ込む先は、有ったんじゃないのか、と思う。

そう考えると本当、マトリクスって映画、言い得て妙だよなあ。よく出来てる。そう、俺の首の後ろには、プラグが在る。

2011年7月6日水曜日

Canon MG6130 再インストールでプリンタドライバが登録されない

スキャナは登録されるが、プリンタが登録されない。前はCDレーベルが印刷できない問題はあったものの、プリンタが全く登録されていないということは無かった。今回の方がクリーンインストール間もないというのに。違いがあるとすれば、10.6.7から10.6.8に上がったことか?

しょうがないから、再度、今度は嫌々全部インストールをやってみたが状況全く変わらず。

懲りずにもう一度やってみると、インストールの途中で、「プリンタ登録」「スキャナ登録」とかいうボタンが2つ(次へも入れると3つ)ある画面が出てくる画面、それぞれの登録ボタンを押してプリンタとスキャナを登録するのだと思っていて、もちろん両方やったのだが、よくみると、スキャナしか登録されていない! アホじゃないの? しかもプリンタが何て表示されると思う? プリンタ名が「Canon MG6100 series _46C28B299823」、種類がcanonijnetworkだよ!? 何それ。これで商品なの? さすが1秒を惜しんでコスト削減し、デスクワークも立ってこなす会社の作るソフトウェアは違う! 見た目の非美しさはともかく、全体的なセンスが、Aquaを意識しないどころか、完全に無視している。途中のプログレスを表示するウィンドウも最前面に張り付いて、じゃまでしょうがない。安かろう悪かろうの典型。人のこと言えた義理かと言われるなら、言うは易く行うは難し、と言い返そう。



それにMacOSもMacOSだ。システム環境設定が「プリントとファックス」でしかなく、プリンタとスキャナが混在している上に、画面の下にプリンタだけの設定用コンボがある。スキャナが選択された状態でプリンタの用紙が選べるなんて。全くもってAppleらしからぬ。



今までは何も気にせず使えていたので気が付かなかったが、ひどいOSだ!(笑) Appleにもこういうものを作る人がいて、ジョブスもそこまで見ていないのか。これは誰か、sjobs@apple.comにメール送った方がいい笑。


2011/7/7 追記
そして朝方スリープから復帰したMacのアクティビティモニタを見ると、何か激しく動いている。みると、Canon MG6100 series _46C28B299823が応答なしの赤字に染まっていた。酷すぎる。全インストールしてしまったので、うっかり匿名報告をONにしてしまったか? 仕方ないので一旦プリンタとファックスからプリンタを削除する。と、結局、MG6100 seriesのBonjourスキャナしか出て来ない。おっかしいなあと思って暫く放っておいたら、本当に大分経ってからCanon MG6100 series _46C28B299823が表示された。運も寸も言わず、何なんでしょうねえ。という重要なメモ。