2011年10月2日日曜日

ペン大 第6回 インストール終了につき再インストール

コードのインストールにはダイアトニックスケールのインストールが前提となる。ということは、スケール上の構成音としてコードを見ることが前提となるはずだ。しかし実際トライアドを丸暗記するという九九のような方向に向かってしまうと、そんなことはおざなりになり、12キー×2(メジャースケールとマイナースケールの2つ)=24だという説が定着してしまう。

だが厳密にはどうかというのを自分なりに想像すると、ホールトンスケールがそうであったように、あるスケールが弾けるということは、どの音からでも弾けるということであり、加えて移動ド(ドレミ)式にも、ローマ数字度数(ⅠⅡⅢ)式にもアルファベット(A〜G)式にも読めるというか、思い浮かべる(意識する)ことが出来る状態にある必要があると思う。

もしそうなっていれば、トライアドもルートに対するドミソもしくはラドミなどで出てくる。また7thの場合はスケール上maj7と7はドライアドほど複数出てこないので、尚更スケール上の位置との関係で見ることになってくる。

7thコード(例えばG7)はダイアトニック環境のメジャースケールのⅤ度に出てくる(でしか出てこないがまあそれはどうでもいい)。このとき移動ドで読むと、ソシレファになる。G7がソシレファということは、Gがソなので、ルートはCとなり、Cのソシレファを思い浮かべればよい、ということになる。

そして、それは今後、コードから楽曲全体、特にベースラインやメロディラインとの関係性において、よりスケールとの結びつきが明確になってくるのではないかと思われる。しかし学校TVのケーデンスで解説されたように、環境外から借りてくるような話になると、そういう前提は崩れるので、そこ(スケール)がガチな話かというとそうでないところが悩ましい。

そうなると、結局ドライアドと7thコードを全部覚えるというのは、必ずしもダイアトニックスケールと連動してということにはならなくなる。実際PrinceのKissではキーはAメジャーだが、A7、D7、E7がメインで(たまにA7♯9とE9susが入る)、7thにより7度が短7度になるためスケールから半音下がってしまうベースラインやメロディライン上の音(A7の7thであるGやD7の7thであるC)は♮(ナチュラル記号:Macだと字が出てこないのでWebから拾って辞書登録した)で戻されている。

結局、最終的には、適当に押さえたときの和音がどんなコードになるか(大抵複数コード出てくると思われる)を、これとこれとこれ、みたいに全部すぐ思い浮かぶようになるべきなんだろう。そういう風にスケール(今後出てくるブルースやモードも含め)やコードが自在に行き来出来て初めて理論云々なのだろう。

とはいえ、それが50%の達成率でも出来る理論の理解や分析があるというのもまた然りだろうし、ああだこうだ言っていてもきりがないので、現状は、地道に1個づつ、まずはダイアトニックスケールとその上のトライアドと7thという関係で覚えて行く事にしよう。

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