2011年8月7日日曜日

何を大事にするか

パスの精度と判断力とそれに従った素早い行動。バルサがなぜあのようなサッカーができるのか。それは正確無比なパスを素早く縦横無尽に繰り出すことができるからだ。つまり、ポゼッションとは、逆説的だが、如何に瞬間的にボールを離すことができるかなのだ。如何に自分がボールを持たないか。相手からのプレッシャーが全くない状態は関係ない。というより、そんな時間を数えても本質的な意味は無い。相手からのプレッシャーが強いときに、いとも簡単に自分からボールを離すことができる。その先は味方の足下であり、味方が奪うであろうスペースになる。それが重要なのだ。シャルケにそれが出来る選手は2人しかいない。ラウルとフラドだ。スペインサッカー/リーガエスパニョーラのプレミアにどっぷり浸かって来たのだから当然だ。だが、そういう意識さえあれば、ボールコントロールがうまいプロの選手であれば、実は誰でもできる。つまり、それがシャルケで出来ていないのは、それを重要視していないからであり、ということは監督がそうだからとしか思えない。やりたいことが出来ない。それは基本が出来てないからなのであり、出来ないのではなく、何が基本かまるで分かっていないからなのだ。ラングニックに未来はない。ラウルにもし移籍先があるのであれば、歓迎すべきかもしれない。特にチャンピオンズリーグの出場権を持っているなら。期限は8/18。あるいはラウルがヨーロッパリーグの招集を逃れれば8/31がリミットだ。

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