2011年8月13日土曜日

ペン大 第3回

今日はTVでやっていない短調の3つの覚え方の1つが出てきてにんちには、という感じで、TVでやってない新しいことがあったというだけで非常に楽しいという。

学校や塾だと思うと身に付かない(後で忘れる)そうだが、自分にはあまり学校とかに苦手意識がないので、あまり気にすることはないと思う。確かに学校で習った事は忘れるが、それは単に使わないからだと思う。ましてや子供の頃に覚えたことと、40も過ぎてから覚えた事の浸透性に差が出るのは致し方ない。ただ年齢がいった分、努力することを覚えたので、それで補えるようになると思う。もちろんハンデには違いないが、そんなこといってもしょうがない。

自分自身が覚えることで味わった苦難がトラウマ化したことが無いということもあるかもしれないが、例えば数学の関数、あのグラフが出てきてこんにちは、というやつだが、これが長い間自分の中では絶対に理解できないこととして決定づけられていた時期がある。関数に出会った日から、ある日、突然理解できた日までの間だ。なぜ突然理解できたのかは分からないし、今はもう忘れてしまったので、じゃあダメじゃんと言われればそれまでだ。ただここで良いたいのは、それが唯一の大きな壁というか。

もちろん相対性理論やシュレーディンガー方程式など、理解したくても出来ないことは沢山あるのだが、それが恐怖でもなければ、金輪際理解不可能なことだとも思っていない。それがたとえ事実だとしても、自分がさじを投げた後検証されるにすぎない。とはいえ、理解できるようになる日が来る可能性が高いと思っているわけではない。

授業の内容をどこまで書けるのか(引用の範疇に収まるのか)、わからないので何とも言えないが、1つ言えることは、先生はやはり、フランシスコ=ザビエルといおうか、天使カスティエルといおうか、音楽守護天使的な方だということ。好きな事しかやらないとおっしゃっているのだから、好きで教えているのだと思うが、自分自身が音楽家として高いレベルを保っていながら、ただ授業をやりました、ではなく、一生物として身に付いてほしいと願い、いろんな方法を考え繰り出してくる人は、そう多くはないのではないだろうか。

そういう気持ちが伝わるだけで、全員かどうかはわからないが、きっとみんな、自分もいつか必ずピアノが弾けるようになり、それをもって音楽理論を体得できるようになる日が来ると思えているに違いない。

そして何より、単純なドレミファソラシドに時折つけられる伴奏がまた素晴らしい。といっては大げさなのかもしれないが、即興的に出てくるので非常に効果的というか、音楽的というか、ジャズ的というか。それで思ったのだが、テンポやキーを上げ下げするソフトがあるので、それを使って練習用のループを作り、それをバックにスケール練習すると、疑似伴奏的で楽しいかもしれない。自分が作るペン大ユーティリティ(あるいはオレオレ学校TVアプリ)には是非入れたい。

そういえば、短調の移動ドは、ラからなのだろうか、それともドからなのだろうか。つまりイ短調のAはラと読むのか、ドと読むのか。中学のときはラと読んだ(長短同じ)気がするが。次回質問してみよう。

さて、そんな中、マイナースケールを覚えるための3つの方法、ということで登場した内の2つは、先生も「とはいえ」と注釈していたように、メジャーを変形して(ナチュラル)マイナーにするというより、いわゆる長調と短調の関係、と言った方がいいと思う。

2つの内の1つは中学校で習った事で、長調のラからラは、ラをキーとした短調になるということ。例えばハ長調のラをキーにしたのがイ短調であり、ハ長調とイ短調は同じ音で構成されている。よって、長調からみれば短3度下、短調から見れば短3度上にそれぞれ短調、長調がいる、と見る事ができるというもの。実際の(メジャースケールからマイナースケールを作るという便宜上の)説明上では、長調の6〜6度が短調ということだったが、逆に見れば短調の3〜3度が長調だという見方になると思う。これはさほど難しさは感じない(といってもまだ覚えた訳ではない)が、今後、こうした近親的な長短調が理論の中に登場するので、これは覚える必要があるとのこと。なので、(移動ド上の)度数の相関関係をしっかり覚えることが重要になってくるのではないか、との想像。


問題はもう1つの方法、同じキーにおける長調と短調の構成音を比べた場合、1、2、4、5度は同じ音で、3、6、7度が半音違っていることが分かる、という見方。これが今回初めて知った事。これは長調からみれば(各音が)半音下げる、ということだし、短調からみれば、半音上げる、ということになる。

ところがこの半音、これまでのホールトンスケールの積み木とは違い、同じように形で覚えることが、自分には難しい。なぜか。それは白鍵の半音違い(E-F間、B-C間)が絡んでくる場合とそうでない場合があるので、半音下とか半音上というのが、さすがに半音1個でホールトンスケールの乗り換えとイメージするのもなんだし、キー毎に覚えてしまいそうで、そうするとキーの得手不得手に繋がってしまい、「エニーキー?」に「ノー」みたいなことになりはしないかと。

悩んでいてもしょうがないので、とりあえず長短を意識しながら弾く練習を、12キーでやってみて、その結果を来週ぶつけるしかないと思う。で、あるスケール練習を思いついた。

・まず、88鍵全部でやるのはおいといて、1オクターブの範囲とする。
・ポルタメントというのか、トリルっぽく、長短両方の3、6、7度を弾く(計11音)
・まずは上りは長調を、下りは短調を弾くつもりになる。つまり、上りは長調を弾くので、短調の3、6、7は極短く弾き、長調の3、6、7へポルタメントし、長調の3、6、7は他の音と同じ長さで弾く。長調を弾きながら、3、6、7には短調のそれ(半音下)を入れるということ。下りは逆で、短調を弾きながら、3、6、7には長調のそれ(半音上)を入れる。
・上下を逆にする。つまり、上りを短調で(3、6、7に長調のそれを入れて)、下りを長調で(3、6、7に短調のそれを入れて)弾く。
・弱いところは部分的に長短を繰り返す。例えばドレミだけを長短交互に弾くとか。

この練習が役に立つか、仇になるかはわからない。

追記 2011/08/25
四度圏表が登場したのは確か3回だったような、2回だったような。とはいえ、深くはやっていない。学校TVを最初に(再放送と知らず)観たときにこれが登場して、すっかり嵌ったんだよなあ。

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