2010年12月10日金曜日

JAZZDO MMUNE

菊地さん、という形容がぴったりくる。

校長も教頭も、TVで拝見するのと全く、(校長調を借りれば)1ミリも違いは無かった。なんという映像技術の進歩だろう! というわけではなく、なんたる素のままという凄さ。

圧倒的にお美しい女性客で狭い箱を制覇し、USTREAMシステムをもって即興をする。瞬きに生きるこそジャズメン。刹那をケンケンパー。

それにしてもミーハー気質の自分には全く信じられないことだが、誰一人、サインや握手を求めることをしない。だが理性で押さえ込んでいる様子はありありとこぼれ出ている。この親にしてこの子ありというが、菊地さんにしてこのファンさんあり。

ミーハーな自分は、そんな雰囲気を察したわけでも飲まれたわけでもないが、迷惑をかけたくないという思いと、ミーハーなことではいけないという思いから自重した。

JAZZ DOMMUNE。

何にも知らずにすっかり踊るつもりで行ったのだが、整然と折り畳み椅子が並べられた4畳半ぐらいの、いやもっと広いか、とにかく50人入ったらもう大変という感じがする状況のなか、
クリスマスと1967年と大晦日とお正月と海老蔵と映画を題材に、なんとも表現できないヘンテコな即興というよりその場で絵と音とトークを切り貼り、カット&ペースト/コピペしていく様態は、斬新と言えば斬新だが、それほど切り開いた感があるわけでもなく。ただこの会場の狭さが一種のブースターになっていた感。苦しみが痛快ということでは全くなく、もしこれがゆったり寛げるラウンジや、せめて今時のお尻が痛くなるのは60分を過ぎてからな映画館等であれば、ちょっとしたステージと客席との乖離感が、水を差したかどうかまではわからないが、何かこれでないものにはしたに違いないと感じさせる、には十分なエフェクトがあったと思う。

その後予定があったので早々に引き上げたが、その後も飲み続けて泥酔し、ある事無い事ぐたまいた挙句、マイルスに続く第3の海老蔵さんにされて帰ってくるという事態にならずに済んで良かった。

マネージャさんもtwitterの写真のイメージそのままで驚いた。そういえば帰りがけに、ちょうど校長がタクシーに乗り込むところに通りがかったが、その雰囲気たるやどうしてそうまで人のよさそうな雰囲気を醸し出すのかという。そう、その金色のプジョーが私です!校長!ブレイスゴールドっていう色なんですよ。知ってました?

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