2011年5月14日土曜日

世の中にはすごいやつがいるもんだ


とは、とあるDがつくマンガのアニメでのセリフ。しかし、昨日は心底驚いた。ダメもととはいえ、エバポレータとその周辺全取っ替え締めて25万円成り、と宣告されたエアコンのガス漏れが、見事、ケミカルの力と、それを操る匠の技とツールズによって、修復されたのだ! しかもお値段、なんと、1万2千円ポッキリ! ライト付きボールペンとポケットティッシュのおまけ付き。

修理が終わって、お店の女将さんが、お待たせしました〜と戻られたとき、まあ半分諦めていたというか、NGを覚悟していた自分は、「で、如何だったでしょうか?」と聞くと女将、「へ?」という感じなので、「あの、直りました?」と聞き直すと、(ん?なにいってんのこの人、あり前じゃない、直しにきたんでしょ?)と思ったりはされなかっただろうが、「あ、よく効いてますよ」と。思わず地球の裏側まで聞こえる大声で「すごーい!!!!」と叫んでしまった。ブラジルにお住まいの方々、ごめんなさい。

しかも値段を聞いて2度ビックリ。電話では3回作業をやって(ガス漏れが)止まったという方もいらっしゃいます、と聞いていたのだが、自分の場合は通常の1回の作業で大丈夫だったそうだ。しかも恐らくガス漏れチェック時に充填したと思われるガスが残っていて、エアコンのガスの補充は無しで大丈夫だったとのこと。いやむしろこれ以上入らないぐらい入っていたらしい。

作業を終えて受付の方に出ていらしたご主人も、作業中の強面とは打って変わって、話をする時はとても優しく腰の低い、丁寧なご対応。帰りはスタッフの方も含め、みなさんでお見送りして頂いた。結局ドア2ドアで7時間の行程だったが、非常に有意義な体験だった。

それにしてもガスがフルフル残っていたとは。いや確かに行きの道中、エアコンから冷たい風が出ていて、内気にしても利くので、おっかしいなあ、まだガス残っているのかなあ、とは思っていたのだが、原工房さんには「あっという間に抜けちゃうんですよ」と言われていたので。一体どういうことだったのだろう。結果オーライといえば確かにそうなのだが。

ただ臭いがまだ始動時に結構残っている。車の下が真っ黄色になっていたということなので、下回りを洗えば多少は違うかもしれない。顔のヒリヒリも未だ多少起こるが、オレの顔にブラックライトを当てたらリアル黄色人種になっているのかが心配。インクはディズニーランドの再入場用のスタンプと一緒だと聞いていたので、害はないと思うが。


エア漏れに気いたのは実は去年の冬。ただ冬だったし、前輪のステーの付け根が割れたのを交換した痛みも癒えぬうちだったので、暑くなる手前まで問題先送りを決め込んでいた。それだけじゃない。2年前にエアコンのパーツの一部を新品交換しているのだ。漏れといってもそう大きな故障じゃないだろうと、決め込んでしまっていた。だから25万と聞いた時ようやく、ああ、このままじゃダメだなと。やるかやらないか、やるならどこまでやるのか、ちゃんと決めてからやろうと。

だが本格的な夏場を前に、すでに乗れなくなる別な問題が起こってしまった。

エアコンのガス漏れをチェックするのに、チェック用のガス?を入れ、漏れている箇所を選定する(ブラックライトを当てると黄色になる)のだが、これが系内に残っているらしく、かなり薬剤臭い。臭いだけならまだ我慢のしようもあるのだが、自分はこういう溶剤系に若干アレルギー体質であり、顔がヒリヒリしてくるのだ。

一刻も早く洗い流したいのだが、306のエバポレータはダッシュボードを丸ごと外さないと何も届かない。ノズルを延ばしてエアコンクリーナーをかける事すらできないのだ。何とか方法はないものかと再び原工房さんへ相談するも、もう自然乾燥を待つか、さっさと交換するしかないが、結構乾くのには時間がかかると思うよ、と再び宣告されてしまったのだ。

こうなると、みんなどうしているのか、どんな部品なのか、単体で買ったら幾らするのか、まあそういったことをあてども無く探さずにはいられなかった。そうして、ブロアハウジングという言い方で説明されていた故障部品が、どうやらエバポレータという部品らしいことが分かり、ついには全く同じと行って良いほど良く似た、しかも同じ306、見積金額まで同じという情報が見つかった。こうなったら自分も後を追うしかないい。

早速そのサイトに掲載された情報からお店に電話すると、どうやら直るかもしれないと。しかもかかっても2万円という、必ず直る保証はないとはいえ、実に明朗会計。あとは自分がダメ元で試すかどうかだけ。

問題は場所。千葉県はその半島のど真ん中。これ以上無い中心点にあるので、自宅からはるばる遠征するには、片道2時間超、休憩や渋滞を考慮すれば、3時間越えも覚悟しなければならない。

と、思ったのだが、落ち着いて考えれば、そのぐらい大した距離ではないではないか。千葉のど真ん中なんて行った事無いし、楽しいドライブじゃないか。ただ今日(昨日)行くにはエアコンが効かない車はさすがに辛い距離ではないか、とも思い、もう少し涼しそうな来週辺りをと思ったが、スケジュールを確認するとちょっと都合が合わなそう。そこで改めて外へ出て体感温度を確かめてみる。確か今日(昨日)は29度になるっていう天気予報だったが、午後3時の時点で、半袖なら全然暑くない。これなら時間的にこれ以上暑くなることはないはず。ということで事は決まったのだった。


そうそう、途中休憩で寄った海ほたるだが、えびえび焼き(たこ焼きの海老版)と、たい焼き風の海ほたる焼き(小倉、メロン)も美味かった。

匠のお店:有限会社ワールドサービスファクトリー
匠のお店の先人:gori's modfiy factory

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