2010年9月17日金曜日

イノベーション

さて、TechCrunch日本語版の記事『Googleの「オープン・ソース万歳」はけっこうだが、いいとこ取りなのは否めない』を良く読むと、目を疑うことが書いてあることに気づいた。以下この中のプロダクト・マネジメント担当副社長Jonathan Rosenbergさんのマニフェスト部分を引用する。

「またシステムがクローズドであれば短期的には優れたデザインの製品を提供できる。iPodとiPhoneはその明らかな例だろう。しかし結局クローズドなシステムには画期的なイノベーションは起きない。せいぜいのところ段階的な改良があるだけだ(三枚刃のカミソリは二枚刃のカミソリよりどれだけ優れているだろう?)。クローズド・システムの本質は「現状維持」にあるからだ。凡庸さがクローズド・システムの特徴だ。もし顧客を満足させるために激しい競争をしないですむなら、誰も激しい努力はしない。」

中でもiPhoneやiPadを「凡庸」とは、厚かましいにも程がある。Googleフォンこそ相当遅れて出来た上に、まるでiPhoneのパクリのようであり、スマートとはかけ離れたという意味でスーパーフォンなら納得であり、良く言っても凡庸であり、段階的な改良が(Googleフォンの中で)あるだけだろう。

自分で言っていて恥ずかしくないのだろうか。聞いてるこっちが顔から火だ。それを消すのに、上の引用をちょっとだけ言い換えてみよう。

「またシステムがクローズドであれば短期的には優れたデザインの製品を提供できる。Google検索とAdWordsはその明らかな例だろう。しかし結局クローズドなシステムには画期的なイノベーションは起きない。せいぜいのところ段階的な改良があるだけだ(三枚刃のカミソリは二枚刃のカミソリよりどれだけ優れているだろう?)。クローズド・システムの本質は「現状維持」にあるからだ。凡庸さがクローズド・システムの特徴だ。もし顧客を満足させるために激しい競争をしないですむなら、誰も激しい努力はしない。」

まさにぴったりだ。

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