2011年4月30日土曜日

Java Spotlight Episode 16 - Richard Bair 日本語訳

PodCastで配信されている(というか、インタビューの音声が音声データでアップされている)ブログ『Java Spotlight』。この中のJavaFX2.0に関するRichard Bairのインタビューが、何とあの『Oracle Blogs 日本語のまとめ』で翻訳掲載された。素晴らしい。

こうした素晴らしい翻訳は、当然のことながら、より多くの人の手に届けば届くほど価値を増すわけで、本当に早く翻訳SNSを立ち上げたいという思いを新たにしたのであった。

また、音声だったのがテキストになることによって、検索やリンクといったものが非常に使い易くなる(※)。

例えば自分がほとんど知らなかった Adam Bien さん。インタビューがテキストになったことで、簡単に名前部分を選択し、ググって、そのブログに辿り着くことができたし、そこで紹介されている記事で『Synyhetica』を初めて知ったのだが、これ(Synthetica Paint Mockup)を見ると本当、LinuxのUIはこれでいいんじゃないか?などと勘違いしてみたり。いや本当、モックとはいえ、見た目は素晴らしいし、DemoCenterをダウンロードしてMacで動かしてみたけど、なかなかどうして(個人的にはウィンドウ枠はAquaのままにして欲しかったりするけど-->追記:Lock and Feelというメニューにテーマが沢山入っていて、"AquaLookAndFeel"というのがあり、これでAquaに出来た(下の画像)。失礼! でも何かあっさりし過ぎに見えるのは何故?)。DemoCenter見てると、ソースいじったらコンパイルして、なんて欲望が出て来るので、こういうのがそのままNetBeansに入ったりなんかすると素晴らしいだろうなあ、何て思っていると、元のインタビューの中で、JavaFX2.0のアーリーアクセス版に『Ensemble』というサンプル集が入っているそうなんだけども、


-- 『Oracle Blogs 日本語のまとめ』より --
「サンプル集の類のものですので、様々な小さなサンプルの詰め合わせです。そのアプリケーションを使えばアニメーションやトランジションの方法、様々なコントロールの使い方、リストビューの設定方法などがわかります。しかもEnsembleの中にJavadocへのリンクも組み込んでいますので、Web ビューを使ってJavadocを見ることができます。相互参照できるようになっているのです。そんなわけで、この小さなサンプルアプリケーションは、(アーリーアクセス版であっても)無理なく複雑なアプリケーションをJavaFX 2.0で開発する方法を教えてくれるだけでなく、コードスニペットの取得や細々としたものを構築する方法を知るためのツールとして役立つものなのです。」 --


とあるように、DemoCenterみたいな機能を持っているようなので、NetBeans7.1に統合される時(この情報によると今年の秋)にこうしたサンプルやデモとドキュメントを統合したようなツールが組み込まれていくのではないだろうか。素晴らしい。

他にも「スモークテスト」。こちらの説明を参考に。火を入れて煙が出ないかどうか、という表現が面白い。これも(煙が出ないレベルは)我々が「穴開け」と言っているテストに近いだろうが、スモークテストという呼び方は知らなかった。15年ぐらい前だと検索しても出てこなかったかもしれないが、いまや検索すれば大概出てくるから恐ろしい。テスト内容自体は穴開けよりもう少し高度な基本テストレベルのようではある。


ということで話もハイパーリンクよろしくなってしまったが、情報っていうのは相互運用性が肝であり、自然言語レベルでのそれ、すなわち多言語化というのがやはり、何といっても肝要である、ということであり、『Oracle Blogs 日本語のまとめ』のような素晴らしいサイトが、沢山の人に届く事を、またそうした情報サイトが沢山増える事を、本当に願わずにはいられない、ということ、かな。

翻訳SNSのコンセプト、いやゴールと言ったほうがいいかな、は、

「あらゆるメディアをあらゆる言語で表現する」

ということ。まあ、宇宙の果てまでイッてよし!って感じですな。ところで赤方偏移はそれを繰り返すというか、どんどん波長が長くなっていったとき、ついには周波数ゼロに行き着くんだろうか?


※音声データにリンクを埋める、という発明は未だされていないと思うが、そうした新たなコンテナは、結局Flashに吸収されてしまうのか、HTML5ならコンテナにしなくてもうまく表現できるのか、あるいはJavaFX2.0になればもっとスマートなアプレットとして作成できるのか、今後の展開に期待はしている)

DemoCenterをAquaLookAndFeelで:

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